peopleinterview01
設計者として現場のことを常に考え、カタチとなったものがくらしを支える喜び。
- R.S.
 - 技術部ハードウェア課所属
 - 2016年入社
 - 工学部卒
 

入社動機
一般的に就職活動は、WEBサイトや合同説明会などで、様々な企業と接点をつくると思いますが、私が星和電機を知ったのは大学の就職担当者に勧められたのがきっかけです。今も変わらずですが、当時からよく車で出かけていたため、星和電機が道路の情報板や照明の会社ということを知ったとき、親しみを感じたのをよく覚えています。もし就職担当者に勧められていなかったら星和電機を知ることはなかったので、就職活動はひとつひとつの縁を大切にすることが大事だと思います。
現在の仕事内容
現在、高速道路に設置する大型構造物主に支柱の設計者として働いています。設計図や現地調査資料などをもとに、お客様の要望を星和電機標準に落とし込み納入仕様書を作成。また、特殊な情報板本体板金本体の外板部分の設計、業務改善や既存製品の改良も同時に行っています。
今の部門の前にいたのが、入社直後から所属していた生産部門。そこでは、情報板の組立や配線作業、設置場所で据え付けるための支柱の組立を行っていました。組立現場で、たくさんの仲間と共に仕事をしたことで経験と人脈を築けたことは、今の仕事に役立っています。
                    
            チャレンジエピソード
サプライヤーの方々と意見交換し、コストダウンを実施した時は大変なことも多く私にとってはチャレンジングな試みでした。とあるお客様の仕様書が変更になり、情報板本体の材質が絞り込まれることになりました。その際、採用になった材質がコストのかかる構造だったことと、それにともない新たに情報板本体の設計が複数必要になったため、サプライヤーの方々と従来品を見直すことに。当時、サプライヤーとは一度やり取りがあった程度で、ほぼ関係性がない状態。1から関係性を作りながら、「どこが製造しにくいのか」「どこに時間が掛かっているのか」など打ち合わせを重ねました。忌憚のない意見を互いに出し合い、コストダウンアイデアの抽出、設計者として譲れないポイント、変更可能なポイントなどをすり合わせようやく形に。最終的に1,000万円のコストダウンを達成することができました。社外の方々と企業の垣根を超え、同じ目的を達成できた印象に残る仕事でした。
            入社後に感じたギャップ
入社前は、取引先が国交省や地方自治体など公的機関が多いため、仕事は厳格で決められたことを淡々とこなしていくイメージを持っていました。しかし、実際に働いてみると、業務の中で挑戦できる機会が多く、自分の意見やアイデアを取り入れてもらえる環境があることに驚きました。特に、情報板の更新工事や特殊な大型情報板の構造設計など、意欲を示せば新しい業務にも積極的に挑戦させてもらえる点が大きなギャップでした。
仕事のやりがい
最もやりがいを感じるのは、自身が設計した情報板が実際に運用されているところを見た時です。私が設計する情報板はニッチな市場でありながらも、メジャーな存在で、日々の暮らしの中で見かけることができます。ニッチな製品や部材を扱う企業はたくさんありますが、これは自分が設計したといえるものが至る所にある企業は珍しいのかもしれません。あとは設計者として、組み立てや据え付けの際に現場の方々から「組みやすかったよ!」という声を聞いた時はうれしく思います。
            自身が成長したと感じる点
自分の設計したものが採用され、それが形となって社会に貢献していることを実感できたときに成長を感じます。特に、特殊な大型情報板の板金設計に携わった際は、ほぼゼロからの設計で苦労しました。過去の前例はあったものの、使用する機器が大きく変わっており、そのままでは通用しない状況でした。そこで、購買部門と連携し、板金業者と何度も打ち合わせを重ねながら図面を完成させました。また、組立部門での経験を活かし、現場担当者とコミュニケーションを取りながら施工しやすい設計を意識することができました。その結果、据え付け作業がスムーズに進み、施工者から「施工しやすかった」と評価をいただくことができました。さらに、通常業務においても、自分の設計思想を明確に説明し、上司に納得してもらえるようになったことも成長の証です。新しい設計を行う際に発生するリスクとその対処方法を考え、実践できるようになったことで、設計者としての自信がつきました。
今後の目標
現状の仕事の幅を広げ、次のステップに早く進められるよう、現在2級電気通信工事施工管理技術検定の資格取得に取り組んでいます。社内の研修制度も自由に利用でき、わからない部分があればすでに資格を取得している上司や先輩が近くにいるため心強く思います。
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