peopleinterview02
技術者として挑戦し続け新たな価値を生み、お客様に最適解を届ける。
- K.U.
- 技術開発部先行技術課所属
- 2015年入社
- 機械・電気電子工学コース卒
入社動機
大学時代に所属していた研究室では、PCアプリを使用した評価実験を行っていました。その関連で画面表示や視認性に関する分野を検討している時期に、就職活動も行っていました。自分の研究が活かせるような企業がないかと就職ナビサイトで探していた時に見つけたのが星和電機でした。情報板を作っているこの企業なら、当時検討していたこととリンクすると考え応募。無事採用に至り入社を決めました。
現在の仕事内容
現在、コンポーネントシステム事業部の先行技術課に所属し、新製品開発に励んでいます。入社後に配属されたのは情報板のソフト設計部門。主にトンネル制御装置のソフト改造の設計を行っていました。2016年は開発部門で濃霧時の視認性評価を担当。2018年に一度設計部門に戻りましたが、2019年には開発部門にて屋外用リチウムイオン電池式無停電電源装置LioUPS3のネットワークのソフト評価に従事。この年に新規事業のプロジェクトメンバーに任命していただき、2020年には新規事業推進室へ。2021年に現在のコンポーネントシステム事業部に異動となり現在に至ります。
チャレンジエピソード
入社後、最初の大きな挑戦として濃霧時の視認性評価を担当しました。当時は経験が浅く、試験方法や進行に不安を感じていましたが、上司や先輩のアドバイスを受けながら、関連する論文や参考文献を調査。霧実験施設における仮想環境での見え方試験や、実環境で夜間作業時の視認性試験を行いました。特に屋外試験では、特殊な環境下で再現性を確保することが難しく、限られた時間で有効な評価を行うため、試験項目の厳選と統計的な調整が求められました。また、お客様からのアンケート結果をまとめ、チームで考察した内容は照明学会で発表することに。人前で話すのは苦手でしたが、上司や先輩との練習を経て無事発表をやり遂げ、大きな成長を感じました。
また、新規事業推進室での取り組みでは、他社とのワーキンググループで主担当として企画提案を行い、実証実験も担当しました。初めての経験でスケジュール調整に苦労しましたがチームの協力を得ながら、現在所属しているコンポーネントシステム事業部では、製品化に向けて仕様を固めています。
入社後に感じたギャップ
特にギャップはなかったというのが私の感覚です。というのも、内定式の際に星和祭というお祭りに参加しました。星和祭は創業記念日に社員が実行委員となり様々なレクリエーションが行われる社内行事なのですが、そこで感じたのが社員同士の団結力。実際、仕事でも何か困難なことがあった際の社員同士の団結力が高く、頼りになる存在の方が多いと感じています。入社前に星和祭で感じたことは入社後も変わらず、今もその感覚を持っています。
仕事のやりがい
自分で考えたものが形になり、それをお客様に使っていただき、喜んでいただけたときの充実感は大きいです。特に濃霧時の視認性評価において、お客様から感謝状をいただき、直接お言葉をいただいたことが印象に残っています。日々新しい課題に直面する中で、気になることがあれば自分で調べ、少しずつ苦手分野を克服しています。まだ改善の余地はありますが、日々の努力を重ねながら、より良い製品作りに貢献できることにやりがいを感じています。
自身が成長したと感じる点
入社して10年が経ち、最も成長を感じているのが技術的な専門知識の向上です。入社以降、情報板の設計・開発部門、新規事業推進室での新規事業についての企画、そしてコンポーネントシステム事業部での開発、現在の先行技術課での新製品開発と、一貫して技術者として歩み、様々な経験をしてきました。そのたびに必要となる専門知識を身に着けることができたため、成長できたと自身で感じています。こういった技術的なこと以外でも、最近自ずと身についてきたと感じるのが、自分の役割は何なのか、そしてその役割を果たすためにプロフェッショナルとしてチームに貢献しようという想いです。仕事は一人で完結することはありません。社内打合せ、お客様や協力会社様との打合せ。関わるすべての人が何らかの役割を持っています。その中で自分自身の能力を発揮し役割を全うすることを、強く意識するようになりました。
今後の目標
技術者として未熟な部分があると感じているため、自分自身が理想とする姿になるために日々技術の習得に励むことが大切だと思っています。お客様の立場に立ち、お困りごとに気づき、技術を通じて課題を解決しながら、喜ばれる製品やサービスを提供し続けることが、技術者でいる限り常に追い続ける目標と思っています。
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