女性エンジニア座談会talk sessionspecial

星和電機で働きながらご自身のキャリアに邁進される女性エンジニア4名に
将来のビジョンや今の仕事、働く環境についてご自身の体験を語ってもらいました。
talk member
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H.N. コンポーネントシステム事業部 技術開発部
2019年入社
生命化学専攻卒入社後配属されたコンポーネントシステム事業部に6年間所属。EMC製品※の商品企画やシミュレーションモデルの構築、電波暗室のオペレーターなどを担当。
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N.S. コンポーネントシステム事業部 技術開発部
2009年入社
物質化学工学科卒キャリア採用として入社後、電波暗室測定のオペレーターを経験し、現在はEMC製品の商品企画やシミュレーションモデルの構築、技術セミナーの講師など担当。管理職として課員の働く環境づくりにも注力。
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K.F. 研究開発部
2010年入社
農学部卒コンポーネントシステム事業部、システム開発部を通して熱対策部材の新製品開発、要素技術開発を経験。
現在は研究開発部から、新規事業創成本部で新規ビジネス開発に挑戦中。 -
Y.K. 研究開発部
2012年入社
化学専攻卒コンポーネントシステム事業部でノイズ対策・熱対策製品の開発を8年経験後、先行開発課にて新機能素材の開発を経て、今年研究開発部へ異動。
- ※EMC製品とは
- 「電磁両立性(Electromagnetic Compatibility)」に関連する製品のこと。電子機器や人体への悪影響を防ぐために電磁波を抑え、電子機器を安全かつ快適に使うための部品として使われます。
自分らしく働ける環境を求めて。

K.F.
- 私は農学部出身で、もともと植物資源を中心としたマテリアルの研究をしていました。就職活動でも環境に配慮したものづくりに関わりたいという想いからメーカーを志し、その中でも、星和電機の技術力と開発環境に惹かれて入社を決めました。
H.N.
- K.F.さんは仕事内容が入社のきっかけだったんですね。私は働く環境も重視していて、充実した福利厚生と、社内の雰囲気が自分に合っていると感じたのが決め手でした。企業はいくつか受けたんですが、最終的に「ここなら長く働けそう!」と思えたのが星和電機だったんです。
Y.K.
- 私は学生時代、自分の適性がどこにあるのか分からなくて、アミューズメントやデザインなど興味のある分野を幅広く見ていました。でも、「やっぱり技術職に挑戦したい!」と思い、受けたのが星和電機でした。最終選考では、ペーパーテストの結果がこれまで受けた人の中で一番悪かったと言われてしまいましたが(笑)面接時に明るさとガッツを評価していただき、人間性を重要視してくれる会社ならこの先も気持ちよく働けそうだと考えここに決めました。
H.N.
- 私もそうですが、働く人が決め手になっている方は多いですよね!
N.S.
- 私はキャリア採用なのですが、前職の事業縮小があって転職を考えていた時に、ご縁があって入社できました。前職はものづくりをする会社だったので経験もうまく活かせていると感じています。
K.F.
- 私も学生時代の研究内容と全く違うことをしていますが、何に使うかわからなかった数式や理論が活きる場面が出てきますよね。学んできたことが無駄にはならないということを、日々感じています。

挑戦の先に、見えてきた成長。

H.N.
- 私は入社以来、EMCのシミュレーション開発を担当し、ノイズ対策製品の品質評価や電波暗室のオペレーター業務に携わっています。学生時代の専門とは異なる分野だったので、物理を一から勉強しました。毎日が学びの連続ですが、1年目に受けた手厚い研修のおかげで乗り越えられました。
N.S.
- 私はH.N.さんの上司ですが、業界初のシミュレーションモデル開発に挑んでいてとても頼もしい存在です。手探りの多い業務に一緒に取り組んでいるので、部下というより“共に道を切り開く仲間”という感覚ですね。
H.N.
- 模索しながら進めることが多いですが、部署内のカリキュラムや研修制度が整っているので、チャレンジできる環境があるのがありがたいです。新しいシミュレーションモデルの開発では、自分の頭で考える機会が増え、達成できた時の喜びも大きいですね。
N.S.
- 私も品質評価に加え、仕様決定や技術セミナーの講師など幅広く担当しています。新しい技術や材料を取り入れる際に、どんなリスクがあるのかを評価し、品質の安定性を保つための試験をしています。
Y.K.
- 私も最初は二人と同じコンポーネントシステム事業部で製品開発に携わっていたのですが、8年経験した後、新機能素材を開発する先行開発課へ異動になりました。そして今年、研究開発部へ異動になり、新たな技術の可能性を探る業務に携わります。分野が変わるたびにゼロからの挑戦ですが、その分できることが増えていくのが楽しいですね。
K.F.
- 私も2月から社内出向で新規事業のプロジェクトに参加していて、星和電機の次の柱となる技術開発に挑戦中です!
Y.K.
- K.F.さんは研究開発部の先輩でもあり、業務を引き継ぐ中で多くを学ばせてもらっています。私と同じで、より上流の開発工程へと進んでいますよね。
K.F.
- そうなんです。もともとはコンポーネントシステム事業部で熱対策製品の開発に携わっていたのですが、取扱いが当社でもほぼ初めての塗るタイプの熱対策材料の開発に乗り出しました。熱対策材料は用途が幅広く、納入して終わりではなく、海外のお客様に直接説明しに行く機会もありました。7年ほど経験を積んだ後、自然界にはない新しい原理を解明する先行開発課を経て今の部署へ移りました。新しい研究へ挑戦する度に、視野も技術も広がっていく実感があります。
N.S.
- 私たちも、新技術の導入や評価には試行錯誤の連続ですが、その分、自分の成長を実感できますよね。
人とのつながりから生まれる、
新たな面白さ。

K.F.
- 先行開発課に在籍していた当時、世間で注目されていた、微細加工を用いた新機能部材の開発に取り組みました。
新たな素材の原理を一から理解する必要があったので、社内の皆さんの力を借りて学会発表までたどり着くことができました。その時に限らず研究開発は試行錯誤の連続ですが、色々な人と協働しながら新しい技術が確立できた瞬間は「やった!」と思いますね。新しいことに挑戦するために色々な経験ができるのはこの会社ならではだと思います。
Y.K.
- 自分の立てた仮説が成立した時の達成感は大きいですね。開発業務は手探りの連続ですが、「この技術が実現できたらすごいことになる!」とワクワクします。やりたいことを認めて、サポートしてくれる環境がありがたいです。
H.N.
- 私はどちらかというと淡々と業務を進めていくタイプだと自負しているのですが・・・。それでも自分が設計したものが実際に製品として形になり、世の中で使われるのを見ると、やっぱり達成感がありますね!作ったからには誰かに喜んでもらいたいという気持ちは常にあります。部内の色々な人と組んで開発を進めたり、お客様の感想を伝えてもらったり、人とのつながりがやりがいに直結していると感じます。
K.F.
- 自分の手掛けたものをお客さんが喜んでくれるって、嬉しいですよね。お客さんや社内の人からの意見が、思わぬ発見につながったりして。その積み重ねでまたいい開発ができて良い循環になっているなと思います。今後は星和電機の新たな柱として、環境に優しい技術の開発にも携わっていきたいです。
N.S.
- ノイズ対策の業務も実はとても幅が広く、新しい技術や製品に接することが多いんです。新しい技術の知識に触れるのは楽しいですし、それに対する対策を導き出すプロセスにやりがいを感じます。もちろん好奇心を持つだけでなく、対応できるよう幅広く新しい知識を備えておく必要があるので、セミナーや社内外の方々とのかかわりで色々な情報を吸収していきたいですね。
性別関係なく、活躍できる環境。
H.N.
- 技術職は男性が多いイメージでしたが、実際に入社してみると、女性の先輩も活躍されていて心強かったです。男性も女性も周囲で子育てをしている方が多く、将来自分が経験したときの想像がしやすいです。有給は取りやすいですし、プライベートとの両立もしやすい環境だと感じています。
N.S.
- 性別を気にせず仕事に向き合える環境が整っていると私も思います。ライフステージが変わってもキャリアを継続できる雰囲気がありますね。今は自分自身が管理職なので、子育てに限らず、個人の意見を尊重しながらそれぞれのベストなパフォーマンスを引き出せるような職場づくりを目指していきたいです。
Y.K.
- 私は2歳と4歳の子どもがいるので、仕事と家庭の両立は大変な時もありますが、子どもの体調不良や急な予定変更の際も、休みが取りやすい雰囲気なので助かっています。産休・育休制度ももちろんありますが、周りも子育てをしている方が多く、理解が深いからこそ安心して働けるのだと思います。
K.F.
- 私は実は結婚を機に、職場から遠い場所へ引っ越したんです。でも、上司や同僚も理解があって、電車の遅延があった時も柔軟に対応してもらえて、本当にありがたいと感じています。
Y.K.
- 業務量に傾斜があるわけではなく、こまめに自分の業務の進捗を報告する体制が整っていることも大きいですよね。限られた時間で最大限の効果を発揮できるように、自分の意志を尊重してもらえていると感じています。
星和電機で目指すこれからのこと。
Y.K.
- まだこの世にない新しい技術を生み出したいです。やりたいことを応援してもらえる環境なので、その期待に応えられるよう、さらに挑戦していきたいですね。
K.F.
- 私も同じ気持ちです。これからも研究開発に取り組んで、環境に配慮した技術を世の中に届けていきたいです。
H.N.
- これからも、お客さまの困りごとを解決できる製品を開発・提供していきたいです。そのためにも、社内外の人と関わりながら学び、それを開発に活かしていけたらと思います。
N.S.
- 私も皆さんと同じく、好奇心を持って開発に取り組みたいですね。より高度なノイズ対策技術を習得し、会社の競争力強化に貢献できたら嬉しいです。管理職としても、自分を含めたメンバー全員が安心して挑戦できる環境を整えていきたいです。